先週エーザイのメーカーさんが来て、となりの先生に薬について紹介されたようである。普段は便秘薬は酸化マグネシウムとセンノシド錠しか使っていなかったのだが、どうやら採用されたようである。

    グーフィス錠5mgの効能は慢性便秘症である。用法、用量については通常成人にはエロビキシバットとして10mgを1日1回食前に経口投与する。もちろん適宜増減があり、最高用量は15mgとなっている。投与中に腹痛や下痢が起こることがあるので、症状に合わせて、減量、休薬、合わない場合は中止の選択をする余地がある。

    作用機序を見てみると回腸末端部の上皮細胞に発現している胆汁酸トランスポーターがあって、それを阻害することで大腸管腔内に流入する胆汁酸を増加させる。その胆汁酸が2つの役割があり、 大腸管腔内 に水分を分泌させ、もう一つ消化管運動を促進させることで2つの作用で便秘治療効果発現するといえる。

    現在筆記している時点で発売から1年以上たっていて、投与制限は解禁されている。用法が食前なので、便秘薬で食前はまず見ないから食後できそう。他に疾患で胆汁酸が出ない人は作用的に効果が出なさそうな気がする。


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