今日事務さんから質問うけました。一応去年の薬価改正前はその通りと伝えて今は違うよ？と答えました。どちらでもなく、 基礎的医薬品 になったと説明しましたがあまり納得してくれませんでした。
基礎的医薬品とは？ 基礎的医薬品については、現行の不採算品再算定、最低薬価になる前の薬価を下支 えする制度として位置付け、平成28年度薬価制度改革においては試行的な取組みとし て、下記の要件を全て満たす医薬品を対象とし、最も販売額が大きい銘柄に価格を集約 してその薬価を維持することとする 。まあ簡単に言うとあまりにも古い薬で薬価が下がりすぎて採算があわなくなり、医療上ないと将来困ることになるため採算はとれるようにした支えする制度ですかね？
① 収載から25年以上経過し、かつ成分全体及び銘柄の乖離率が全ての既収載品の 平均乖離率以下
② 一般的なガイドラインに記載され、広く医療機関で使用されている等、汎用性のあ るもの
③ 過去の不採算品再算定品目、並びに古くから医療の基盤となっている病原生物に 対する医薬品及び医療用麻薬
セフゾンは①と②に当てはまってそうですね？ということでセフゾンとセフジニルは基礎的医薬品の分類になりますね。よく聞かれそうな質問について下記に記します。
①基礎的医薬品の後発の数量については診療報酬上では先発品、後発品でもないため数量に対して対象外となります。簡単にいうと漢方薬と同じような扱い。
②処方箋の一般名加算については「一般名」セフジニルカプセル１００ｍｇと表示はできるけど加算はとれないようです。
③基礎的医薬品への変更調剤について以前のセフゾンからセフジニルに変更は問題なかったが、基礎的医薬品になっても変更はできるようです。１）一般名表示はセフゾン〇セフジニル〇、２）セフゾンの表記でもセフゾン〇セフジニル〇、３）この解釈だとセフジニルで表示されているとセフジニル〇、セフゾン×になると？薬局側としては「一般名」で処方箋を記載してほしいものです。
